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先日からお預かりしてるアニバーサリーの部品が届いたので、施工開始致します。

他にも疑わしい場所があるので、今回キッチリ対策します。🙇‍♂️

スピードメーター警告灯も同じ表示が出ます。
ブレーキパットが大きく減ったり、メンテナンス不備な場合も出ますが、この車両ではあり得ない警告⚠️だったので、話を聞いた時に直ぐに原因が特定出来ました。

過去にお客様から石が当たってホースが損傷したとか、他店のブログでも同じような内容でホース損傷を見かけましたが、ビッグローター取り付け車両で液面低下警告灯は、先ずこのホース損傷による物です。

リヤキャリパーに入るブレーキラインが傷付く原因は大きくバンプ、又は車高を落とした時に、このラインが車体側のステーに当たります。

小さな穴だったので、損傷してからも高速を走り、無事にホテルの駐車場迄辿りつけたと思います。

ペダルがフロアーまで簡単につくまで落ちたと聞いてヒヤッとしました💦

ホースを入れ替え4輪全てからフルードを抜き全量交換しました。

ホースを交換した箇所は特に念入りに2回行いました。

ホースに関しては加工して再発防止しました。2度と起こることは無いので安心して下さい。

次に手を入れた場所はここです。
ここの未対策車両はたくさんあるかと思います💦

ブレーキローターボビン（留め具）と、パットとの距離をみて下さい。

クリアランスが1ミリ程しか無いです。
1ミリ切ると熱膨張したローターが外に出る仕組みになってます。

これは熱膨張によりローターが波打つ現象を防ぐためにために、GT-Rはこのフローティングデスク方式になってます。

ただこのボビンとパットの距離が近いと干渉します。

【左側ローター】

右側は左に比べて少し距離を感じます。

車により個体差があるようですが、それでもこの距離は近すぎます💦
峠道や高速でもフルブレーキングをすると熱膨張で当たります💦

パット交換、フルード交換、エアー抜き、車高調整などにはこの作業をした方が良いです。
全てGセンサーや舵角センサーなど、GT-R R35には優れた機能があるので、最大限に活かすにはこの作業は欠かせないと思います。

今回、リヤブレーキライン破損で交換した部品です。
この前部分が傷つくので、手で触って傷があれば即交換をお勧めです。
傷だけでも、錆びついて液漏れって事が起こりえます。

フロントボビン対策は、このスペーサーを追加しました。
ステンレス製板厚0.6から1ミリまでぐらいが理想的です。

この未対策車両はかなりの数があると思います。
常にはならないのですが、フルブレーキング時にカチカチ音がなったり、ペダルタッチにトントンって感じで感じるとパット側面を見て下さい。光ってたら当たってます。
この対策品が必要かと思います。
（どちらも前期には起こらない症状です）

リヤはこんな感じで曲げて加工しました